中学受験の併願校、どう決める?2月1日からの受験戦略を徹底解説
結論:併願校は「確実に受かる安全校」「実力相応校」「チャレンジ校」の3段階で組む
中学受験の併願戦略で悩んでいるあなたへ。先に結論をお伝えすると、「第一志望だけ受ける」は危険すぎます。
併願校は、リスクヘッジです。第一志望に落ちても、納得できる学校に進学できるよう、戦略的に組む必要があります。理想は「安全校(確実に受かる)」「実力相応校」「チャレンジ校(第一志望など)」の3段階。
この記事では、2月1日からの受験スケジュールの組み方、午後受験の活用法、失敗しない併願パターンをすべてお伝えします。
「全部落ちたらどうしよう…」その不安、現実にしないために
小6の秋。過去問を解いても合格最低点に届かない。模試の偏差値も志望校に足りない。
「このまま第一志望だけ受けて、落ちたらどうしよう」という不安が頭をよぎる。でも、併願校をどう選べばいいかわからない。
塾の先生は「安全校も受けましょう」と言うけれど、「安全校って、どのレベル?」「何校受ければいいの?」「2月1日の午後入試って受けるべき?」と疑問だらけ。
ママ友に聞いたら「うちは7校受けるよ」と言われて、「え、そんなに?」と驚く。でも、受けすぎて子どもが疲れないかも心配。
そんな迷いと不安、本当によくわかります。 併願戦略を間違えると、どこにも受からない、という最悪の事態になりかねません。
この記事でわかること
- 併願校を選ぶ3つの基準
- 2月1日〜5日の受験スケジュールの組み方
- 午後受験のメリット・デメリット
- 受験校数は何校が適切か
- 失敗しない併願パターン
- 併願校選びでよくある5つの失敗
併願校を選ぶ3つの基準
1. 偏差値で3段階に分ける
安全校: 現在の偏差値 − 10
→ 確実に合格できるレベル。最低1校は必須。
実力相応校: 現在の偏差値 ± 0
→ 頑張れば受かるレベル。2〜3校受ける。
チャレンジ校: 現在の偏差値 + 5〜10
→ 第一志望など。1〜2校。
例えば、現在の偏差値が55なら:
- 安全校:偏差値45の学校
- 実力相応校:偏差値55の学校
- チャレンジ校:偏差値60〜65の学校
2. 「ここなら通える」と思える学校を選ぶ
安全校だからといって、「どこでもいい」は危険です。
実際に通うのは子ども自身。「ここなら6年間楽しく通える」と思える学校を選んでください。
チェックポイント:
- 通学時間は1時間以内か
- 校風は合いそうか
- 部活や行事は魅力的か
- 大学進学実績は許容範囲か
「滑り止め」という言葉は使わず、「第二志望」「第三志望」と考えましょう。
3. 入試日程が重ならないように組む
当たり前ですが、同じ日に2校は受けられません。
2月1日〜5日のスケジュールを俯瞰して、バランスよく組んでください。
2月1日〜5日の受験スケジュールの組み方
2月1日(最重要日)
首都圏の最難関校・難関校が集中する日です。
パターンA:第一志望を受ける(王道)
- 午前:第一志望(チャレンジ校)
- 午後:実力相応校または安全校
パターンB:実力相応校で確実に合格を取る(安全策)
- 午前:実力相応校
- 午後:第一志望または別の実力相応校
どちらが正解ということはありません。お子さんの性格によります。
「絶対に1日目に合格を取って、勢いをつけたい」というタイプなら、パターンBもアリです。
2月2日
目的: 第一志望のリベンジ、または実力相応校の合格確保
- 午前:第一志望(2日入試がある場合)または実力相応校
- 午後:実力相応校または安全校
2月1日に第一志望が不合格でも、2日にリベンジできる学校もあります。
2月3日
目的: 実力相応校または安全校で確実に合格を取る
ここまでに1校も合格していない場合、かなり焦ります。3日は必ず「受かる」学校を受けてください。
2月4日・5日
目的: チャレンジ校のリベンジ、または納得できる学校への再挑戦
すでに1〜2校合格している状態なら、精神的に余裕があります。最後のチャレンジができます。
午後受験のメリット・デメリット
メリット
1. 受験機会が増える
→ 午前1校、午後1校で、1日に2校受けられます。
2. 早めに合格を確保できる
→ 2月1日の午後に安全校を受けて合格すれば、2日以降は気持ちが楽です。
3. 実践経験が積める
→ 午前の試験の緊張をほぐし、午後でリラックスして受けられます。
デメリット
1. 体力的にハード
→ 午前の試験が終わって、すぐに移動して午後の試験。小学生には負担が大きいです。
2. 午前の結果を引きずる
→ 午前の試験で「全然できなかった…」と落ち込んだまま、午後の試験を受けることになります。
3. 移動時間が読めない
→ 電車の遅延、道の混雑などで、間に合わないリスクがあります。
午後受験を受けるべき?
受けたほうがいい子:
- 体力がある
- 切り替えが早い
- 早めに合格を取って安心したい
受けないほうがいい子:
- 体力がない
- 引きずりやすい
- 1日1校に集中したい
無理に午後受験をする必要はありません。お子さんの性格と体力で判断してください。
受験校数は何校が適切か
平均は5〜7校
首都圏の中学受験では、5〜7校受けるのが平均です。
内訳の例:
- 安全校:2校
- 実力相応校:2〜3校
- チャレンジ校:1〜2校
受けすぎのリスク
10校以上受けると、子どもが疲弊します。
毎日試験だと、復習する時間もなく、ただ受けるだけになります。また、受験料も1校3万円前後なので、経済的な負担も大きいです。
受けなさすぎのリスク
3校以下だと、全滅のリスクがあります。
「第一志望と、安全校1校だけ」というのは、かなり危険です。安全校が「安全」でなかった場合、行き場がなくなります。
失敗しない併願パターン
パターン①:王道型
- 2月1日午前:第一志望(チャレンジ校)
- 2月1日午後:実力相応校
- 2月2日午前:第一志望リベンジまたは実力相応校
- 2月2日午後:安全校
- 2月3日午前:実力相応校
- 2月4日午前:安全校
メリット: バランスが良く、リスクが少ない。
デメリット: 午後受験があるので、体力が必要。
パターン②:安全重視型
- 2月1日午前:実力相応校(確実に受かる)
- 2月2日午前:第一志望(チャレンジ校)
- 2月3日午前:実力相応校
- 2月4日午前:安全校
メリット: 1日目に合格を取れる可能性が高く、精神的に楽。
デメリット: 第一志望が2月1日でない場合、少し不利。
パターン③:チャレンジ重視型
- 2月1日午前:第一志望(チャレンジ校)
- 2月2日午前:第一志望リベンジ
- 2月3日午前:実力相応校
- 2月4日午前:実力相応校
- 2月5日午前:安全校
メリット: 第一志望に全力投球できる。
デメリット: 3日目まで合格が取れないと、かなり焦る。
併願校選びでよくある5つの失敗
失敗①:安全校が「安全」じゃなかった
「偏差値−10だから大丈夫」と思っていても、当日の体調不良、問題との相性、倍率の変動などで、落ちることもあります。
安全校は、最低2校受けてください。
失敗②:通えない学校を併願校にした
「とりあえず受かればいいや」と、通学2時間の学校を併願校にしたけれど、実際に通うことになって後悔。
併願校も、「通える」学校を選んでください。
失敗③:受けすぎて子どもが疲弊
10校以上受けて、後半は疲れ果てて実力が出せなかった。
適度な受験校数(5〜7校)に抑えてください。
失敗④:2月1日に午前・午後両方チャレンジ校を受けた
午前も午後も難関校を受けて、両方不合格。2日以降、精神的に追い込まれた。
2月1日の午後は、実力相応校か安全校を受けることをお勧めします。
失敗⑤:親の見栄で併願校を選んだ
「○○中学じゃ恥ずかしい」と、親が安全校を嫌がった結果、全滅。
見栄より、子どもの将来を優先してください。
併願校を子どもと一緒に決める
子ども自身が納得していることが大切
親が一方的に決めた併願校だと、子どもは「行きたくない」と思いながら受験します。
モチベーションが上がらず、本来の実力が出せません。
一緒に学校見学に行く
併願校も、必ず学校見学に行ってください。
「ここなら通ってもいいかな」と思える学校を、子どもと一緒に見つけましょう。
「第二志望」「第三志望」として大切にする
「滑り止め」という言葉は使わないでください。
どの学校も「選んだ学校」です。尊重してください。
まとめ:併願戦略は「保険」ではなく「選択肢」
中学受験の併願校は、「保険」ではなく「選択肢」です。
- 安全校・実力相応校・チャレンジ校の3段階で組む
- 受験校数は5〜7校が適切
- 午後受験は子どもの体力と性格で判断
- すべての併願校を「通える学校」から選ぶ
- 子どもと一緒に決める
第一志望に落ちても、「ここに通えて良かった」と思える学校に出会えるよう、戦略的に併願校を選んでください。
あなたのお子さんが、最高の学校に出会えますように。
【次のアクション】併願校の候補をリストアップしよう
まずは、偏差値表を見ながら、安全校・実力相応校・チャレンジ校の候補をリストアップしてください。
そして、それぞれの学校の説明会に参加して、「ここなら通える」と思える学校を絞り込みましょう。

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